| ■断熱性とは |

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断熱性とは、熱が移動するのをどれくらい抑えることができるかを表す性能です。
熱は、高温側から低温側に流れる特性を持っており、両側が同じ温度になったとき、移動が停止します。
建築物でいえば、天井、壁、床などの材料の中でも熱を通しやすいものと通しにくいものとがあり、これらの材料の選択によって熱移動を最小限に抑えることが大切です。
快適な住生活のために用いられる冷房や暖房の熱は、外気との間にある窓、壁、天井などを通して、対流、ふく射、伝導によって常に移動が行われています。
その中でも一般建築物における単位面積当たりの熱移動を比較すると、窓を通しての移動が大きなウエイトを占めています。
従って省エネルギー効果を高める上で、サッシの断熱性の向上は最も重要な要素となります。
断熱性は、熱貫流抵抗(R 値)を基準とした等級で表します。
熱貫流率(K 値)は、内外空気の温度差が1℃あるとき、1m2 当たり1時間につき、何W
の熱が移動するかをいい、単位はW /(m2 ・K)で表します。
熱貫流抵抗(R値)は、熱貫流率の逆数(熱貫流抵抗=1/熱貫流率)で、熱の流れにくさを表しています。単位はm 2 ・K/W で表します。
熱貫流率は小さいほど、熱貫流抵抗は大きいほど、断熱性に優れているということになります。 |
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◆サッシを通して流れる熱の量を示し、内側と外側の温度差が20℃の状態でサッシから伝導する熱量から熱貫流抵抗(R)を算出し、JISで定義する等級で表します。 サッシの断熱性はサッシ自体・枠と障子のすきま・ガラス面などの3要素が関係あり、等級が高いほど断熱性が高いことになります。
H-1、H-2、H-3、H-4、H-5の順に断熱性が高くなります。 |
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■開口部の断熱性を高めるには
開口部の断熱性を高めるには、断熱性の高いサッシを使用したり、ガラスの断熱性を高めることが有効です。
サッシの断熱性を高めるには断熱サッシを使用する方法や、サッシの室内側や室外側に空気層を設ける方法などがあります。
●断熱性の高いサッシを使用する
アルミサッシ
複層ガラス入りサッシとして最も一般的なサッシです。
アルミ熱遮断構造サッシ(サッシの外部と内部とを分離結合させる構造)
アルミサッシの内部に、熱を遮断するための樹脂素材などを挟み込んだサッシ。
二重サッシ
二重サッシを使用するか、サッシの外部にさらにサッシを重ねます。
●空気の出入りを少なくする。(サッシの気密性を高める)
●サッシの室内側または室外側に、以下のものを設けて断熱性を向上させる方法もあります。
室内側 カーテン・ブラインド・紙障子など
室外側 雨戸・シャッターなど |
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開口部と躯体取合部の施工法
断熱サッシ、二重サッシの場合は特に重要です。 |
注意事項
1 各官庁および地方監督官庁の仕様として、サッシドアセットなどの性能を定めている場合がありますので、確認することが必要です。
2 サッシでは、ガラスの占める面積が大きいため、必要な断熱性能に適合したガラスを使用することが大切です。
3 風速によって違う熱損失
部屋の内外の温度差が同じでも、風速が増すと、窓から逃げる熱量が増えます。
4 ガラス厚さについて同一種類のガラスで比較すると、ガラス厚さを変えても断熱性はほとんど変わりません。
5 断熱性を向上させるため、サッシを取り付ける躯体の断熱およびサッシと躯体間の断熱を配慮してください。
開口部と躯体取合部の施工法断熱サッシ、二重サッシの場合は特に重要です。 |
| JIS グレード(JIS A 4706 ・4702 ) |
新等級表示
〈熱貫流抵抗〉 |
旧等級表示 |
熱参考
熱貫流率
kcal/m2・h ・℃以下 |
| H-1 〈0.215 〉 |
0.22 |
4.0 |
| H-2 〈0.246 〉 |
0.25 |
3.5 |
| H-3 〈0.287 〉 |
0.28 |
3.0 |
| H-4 〈0.344 〉 |
0.34 |
2.5 |
| H-5 〈0.430 〉 |
0.43 |
2.0 |
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