1. キズについて
ガラスは実用上十分な強度を有していますので、正常な使用のもとでは、十分な耐久性を保持しますが、
ガラスより硬い物質で擦るとキズが付きますのでご注意ください。
2. 熱割れについて
冷暖房用の吹出し空気をガラス面に直接当てたり、ガラスに密着するようなロッカーや
パーティションの設置は、熱割れの原因になります。
また、ガラスに紙を貼ったり、ペンキを塗ることは避けてください。
熱割れの原因となるおそれがあります。
メンテナンス上のご注意
1. 大気中の埃、塵類の付着による汚れ
大気中の埃、塵は、定期的にクリーニングしておけば、問題ないのですが、長期間放置しておくと、
除々にガラスに埃、塵が固着し水や中性洗剤などによる一般的なクリーニングでは落ちなくなる場合があります。
この場合は、研磨剤などで削り取る以外に方法がありません。
特に熱線反射ガラスの膜面に汚れが固着した場合、キズをつけずに除去することは困難になります。
2.タバコのヤニ・油類の付着による汚れ
タバコのヤニ・油類は、アルコール類や、砥粒の含まない食器洗い用の中性洗剤を使用すれば
大部分の汚れを落とすことができます。
3. 水道水による汚れ
頻繁に水道水を浴びる箇所や、噴水の周りなど濡れ、乾燥を繰り返す場合には、
水垢によりガラス表面を白濁させ、一般的なクリーニングでは落ちにくくなることがありますので
ご注意ください。
1. クリーニング頻度
周囲の環境や大気の汚染状態によって異なりますが、一般に都心・市街地では1 〜2 カ月に
一度程度のクリーニングが必要です。
4. セメント・モルタル類の付着による汚れ
ガラス面にセメントやモルタルが固着した場合、化学的にも除去できなくなります。
また、セメントやモルタルのアクが雨水などに混じって、ガラス面に固着した場合でも同様です。
5. タイル洗いなどによる注意
カーテンウォール、タイル、石などの洗浄の際、薬剤(強酸・強アルカリ・フッ化水素など)によって
膜面やガラス面が侵されることがありますので、ガラス面の養生を十分行ってください。
クリーニング方法
2. クリーニング時のご注意点
ガラス面のクリーニングは、室内外とも一般的な水拭きをおすすめします。
落ちにくい汚れの場合は中性洗剤を使用し、その後、水で洗い流して乾拭きしてください。
なおスキージーを使用する場合、裏面の金具がガラス面に当たるような使い方をしますと、
熱線反射ガラスの膜面やガラス面にキズが付くことがありますのでご注意ください。
砥粒、強酸、強アルカリ、フッ化水素などが含まれる洗剤でクリーニングすると
膜面をキズ付けるおそれがありますのでお避けください。
カッターナイフなどで、膜面やガラス面を擦るとキズが付くことがありますのでお避けください。
使用する洗剤 備考
a. 水拭き 一般的なクリーニング
b. 中性洗剤 落ちにくい汚れのクリーニング
c. レフクレンザー※(日本板硝子製) 頑固な汚れのクリーニング
※レフクレンザーで膜面のクリーニングを行う場合は、膜面にキズを付けないようにご注意ください。
なお、熱線反射ガラス「レフイック」および高性能熱線反射ガラス「レフシャイン」
の膜面には使用しないでください。
クリーニング方法
a. 水拭き(一般的なクリーニング)
1. 清水(微温湯)を浸した柔らかい布でガラス面を濡らす。
2. ゴムスキージーで清掃。
微細な固形物を水で取り除いた後に清掃してください。
スキージーの裏側の金具をガラス面に当てないようご注意ください。
スキージーの先端には汚れが残っていますので、その都度汚れを落として使用してください。
特にガラス下辺部の固形物質にはご注意ください。
3. 乾燥した布で拭く。
b. 中性洗剤
1. 中性洗剤の水溶液を柔らかい布に浸して汚れを拭き取る。
固形物質などは軽く押さえて拭き取るようにしてください。
2. a.水拭きの手順に準じてクリーニングする。
c. レフクレンザー(日本板硝子製)
1. 清水を浸した柔らかい布でガラス面の汚れを軽く拭き取る。
2. 3倍に薄めたレフクレンザー溶液に浸した布で汚れを拭き取る。
3. a.水拭きの手順に準じてクリーニングする。
ガラスのメンテナンスについて
3. 洗剤
汚れの程度にもよりますので、以下の中から適切な方法をお選びください。
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