1. 耐風圧強度の検討
2. 耐衝撃強度の検討
3. 耐震設計の検討
4. 垂直外使用における検討
5. 特殊条件下の強度検討
1. 耐風圧強度の検討
窓や外部ドアなど風圧を受ける部位
台風時の強風なども考慮し、耐風圧強度をご検討の上、
ガラスの品種厚さを選定してください。
2. 耐衝撃強度の検討
住宅のテラス窓、学校の窓、公共施設の玄関ホールなど、人体または飛来物による衝撃が
予想される部位耐衝撃強度をご検討の上、ガラスの品種・厚さを選定してください。
※建設省より平成3 年4 月に通達された改訂版「ガラスを用いた開口部の安全設計指針」を遵守ください。
3. 耐震設計の検討

地震時に建物の揺れにより窓枠が変形し、ガラスが破損することがあります。
窓枠とガラスとのクリアランスを十分に確保し、変形を吸収できるようにして地震時のガラスの
破損を防止してください。
4. 垂直外使用における検討
トップライトや傾斜面の窓など、垂直以外の角度になる部位
風圧、積雪荷重、ガラス自重の組み合わせにより、ガラスが破損するおそれがありますので
特別な強度検討を実施の上、ガラスの品種・厚さを選定してください。
合わせガラスや網入板ガラスを使用したり、飛散防止フィルムを貼るなどの落下防止措置を講じてください。
トップライトなどガラス屋根に使用されているガラスは通常、人の重さに対しての強度確保はされていません。
ガラスの上には工事・使用・清掃などを問わず絶対に乗らないでください。
5. 特殊条件下の強度検討
特殊条件下(荷重・支持)で用いられる部位
例えば、水槽、プールののぞき窓、床材、棚板などは、特殊条件のもとでの強度検討を実施の上、
ガラスの品種・厚さを選定してください。
特にガラス破損時に大きな被害が予想される場合は、必ず合わせガラスを使用し、
ガラスが一枚破損した場合でも非破損のガラスで設計荷重に耐えられるようにしてください。
5. 熱割れ防止の検討
熱線吸収板ガラスや熱線反射ガラスなど、日射吸収率の高いガラス、または網入板ガラスや厚さのある
ガラスなどエッジ強度の比較的小さいガラス
日射熱によりガラスが熱応力破損(熱割れ)を起こすことがあります。
熱割れ強度をご検討の上、ガラスの品種・厚さ、窓枠の種類、窓枠への納まり、
カーテンやブラインドの種類などを選定してください。
強化ガラス
強化ガラスの以下のような性質を十分ご理解の上、使用部位を決定してください。
また、必要に応じて合わせ加工、飛散防止フィルムを貼るなどの飛散防止措置を講じてください。
強化ガラスは、一部に破損が起こると応力のバランスがくずれて瞬間に全面破砕します。
これにより、ガラスが脱落して開口部が開放状態となることがあります。
ガラス表面のキズやごくまれにガラス中に残存する不純物などに起因するキズが
成長して内部引張層に達した場合、外力が加わっていない状態で不意に破損することがあります
5.錆防止の検討
網入板ガラス、線入板ガラス
エッジを露出して使用したり、サッシの排水機構が不備のまま使用したりしないでください。
雨水などが、ガラスエッジ部に滞留するとエッジ部分の線材を錆びさせ、その体積膨張に
よってガラスエッジ付近に微小なクラック(ひび割れ)を生じさせることがあります。
このクラックは、熱割れの原因になります。
ガラスの破損による事故を未然防止
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