防犯性能の高い建物部品
硝子の施工・使用に関する板硝子協会基準
◆官民合同会議目録登載硝子の施工・使用に関する板硝子協会基準   <平成16年基準>
  この基準は「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」が公表した目録に登載されたガラスの施工・使用に
  ついて定めるものです。
1.使用するサッシについて
ガラスを納めるサッシは「官民合同会議」の目録に記載された
サッシを使用することを推奨します。
●納まりの一例
かかりしろを10mm以上としてください。
ガラスはサッシ端部に接する水を排除できる構造にし、特に
下部には、たて部から流れ落ちる水を含め、侵入した水を
速やかに排除出来る構造としてください。
また規定のエッジクリアランスが保たれるような緩衝材
(セッティングブロック)を設けて、サッシ部材と板ガラス端部の
直接接触を避ける構造とし、下部の緩衝材は、水抜き穴への
水の移動を妨げないような設置位置、構造としてください。

2.サブロック付クレセントと補助錠について
必ずサブロックまで施錠してください。補助錠は市販のものでも
構いませんが、外部から手首を完全に内部に入れないと
解錠できないものを選んで施錠してください。
なお、上げ下げ窓など、開閉可能な窓で、サブロック付き
クレセントがない場合は、手首まで入れないと解錠できない
構造の補助錠を2ヶ所取り付けて施錠してください。
3.ガスケット又はシーリング材及び緩衝材について
ガスケットは、JIS A5756に適合するもの、シーリング材は
JIS A5758に適合するものを用いる他、それらの選定に
あたっては、その合わせガラスの中間膜の材質
(PVB,EVA,PET等)との適合性を確認した上で、適切な物を
使用してください。
また緩衝材の選定にあたっても、その合わせガラスの中間膜の
材質(PVB,EVA,PET等)との適合性を確認した上で、適切な物を
使用してください。
また、ガスケットのうちグレージングチャンネルを用いる場合
には、ガラスとガスケットの間に水が長期に滞留しないように
配慮したものを使用してください。
合わせ硝子のエッジが多湿環境に長期間さらされた場合、
エッジがら数mm程度の白濁が発生する場合もありますので
ご留意ください。
4.施工上の一般的注意事項
施工上の一般的注意事項は、日本建築学会「建築工事標準仕様書
JASS 17:ガラス工事」によります。
■ガラスの防犯部品基準の試験細則
打ち破り試験
打ち破り試験は、バールによりクレセント付近及び補助錠付近の2ヶ所に計7回の打撃を加えて、
手首を差し込むことが可能な開口部を開けて手首を差し込み、サッシを開く方法によりサッシが開かなかった
物を合格とする。

こじ破り試験
こじ破り試験は、3人の試験員がそれぞれ1体ずつ行うものとし、手口は、ドライバーを差し込み、
こじ破る方法により行う。
攻撃の方法は、クレセント付近及び補助錠付近のこじ破りを行い、手首を差し込み、クレセントを開錠する。
クレセント及び補助錠がともに外れた状態になった後、外障子側の窓を開くまての時間を測定する。
外障子側の窓が開くまでの時間を5分以上要したとき、合格とする。
こじ破り試験においては、試験体より1m離れた位置で音圧を測定し、90dBを超える音が発生した場合は、
攻撃を20秒間中止する。

焼き破り試験
焼き破り試験は、携帯用バーナーを用いてクレセント付近及び補助錠付近を攻撃し、
手首付近まで挿入可能な穴をあけ、クレセント及び補助錠を外して外障子側の窓を開くまての時間を
測定する。外障子側の窓が開くまでの時間を5分以上要したとき、合格とする。

試験の判定
試験の結果、いずれの手口についても、攻撃開始から5分間以上人体が通過できる状態に
ならなかったものを合格とし、防犯性能の高いガラスと認定する。
みなし基準
1.試験に合格した合わせガラスで、いずれにも該当するものについては、それぞれの試験に合格したものとみなす。
  1.中間膜の素材及び厚さが該当試験に合格した合わせ硝子に使用されている中間膜の素材及び
   厚さと同等以上であること。
  2.ガラスの合計の厚さが該当試験に合格した合わせガラスに使用されているガラスの合計の厚さ以上であること。

2.複層ガラスなどの機能ガラスについては、構成するガラスの少なくとも1層に試験合格したガラスを用ている場合、
  防犯機能が低下すると認められる特段の事情がない限り、試験に合格したものとみなす。
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